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【ほくろ検査】ダーモスコピーと病理検査の特徴を徹底比較

2022 4/14
ほくろ除去の基礎知識・体験談
April 14, 2022 April 24, 2022
こんな悩みを解決します!
  • ほくろを除去したいけど、ほくろの検査ってどんな種類があるの?
  • ダーモスコピー検査ってどんなことするの?
  • ほくろの病理検査ってどんなことするの?
カズ

ほくろ除去をした際に、ほくろが皮膚がんかどうか診断するために「ダーモスコピー検査」と「病理検査」を受けました。これらの検査を実体験をもとに紹介します。

ほくろの検査には、主に以下のの検査があります。

  1. ダーモスコピー検査
  2. 病理検査
  3. 画像診断(CT、MRIを使用)

ここでは、筆者が体験した、ダーモスコピー検査と、病理検査にフォーカスを当てます。

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープという拡大鏡を使い、ほくろが良性か悪性の診断を行います。

病理検査は、ダーモスコピー検査で皮膚がんの疑いがあった場合や、特徴的な形や大きさのほくろの場合に、ほくろ細胞を切り取り、顕微鏡などでほくろ細胞に異常がないか詳しく検査を行います。

この記事では、ダーモスコピー検査と病理検査の比較と、それぞれの検査の詳しい特徴を紹介します。

目次

【ほくろ検査】ダーモスコピーと病理検査の特徴を徹底比較

筆者は、くり抜き法でほくろを除去した際に、ダーモスコピー検査と病理査の両方を行いました。

それぞれの検査には特徴があり、検査の方法や体への負担、費用も違います。筆者の実体験と医師から受けた説明などをもとに、ダーモスコピーと病理検査の特徴を比較しました。

ふたつの検査を比較する目的は、それぞれの検査がどのような検査なのか把握しやすくする為に、まとめています。検査の優劣をつけるのが目的ではありません。

ダーモスコピー検査病理検査
体への負担無し有り
コスト数百円10,000円〜(ほくろの大きさによって変動)
時間数分結果が出るまで2週間
診断結果おおよそ正確
※判断が難しいこともある
正確・詳細

体への負担を比較

検査をするときに、体に負担がかかるどうか紹介します。

ダーモスコピー検査は、体への負担はありません

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープという特殊なスコープ(拡大鏡)をほくろに当てて、ほくろを観察します。その為、皮膚を切開したり、ほくろを切除することはありません。

病理検査では、体への負担があります

病理検査は、ほくろの細胞を顕微鏡で詳しく調べるために、ほくろをメスなどで切除する必要があります。そのため皮膚が傷つきます。ほくろを切除する際は、局部麻酔をするため、痛みはありません。

コストの比較

それぞれの検査料がどのくらいかかるの紹介します。

ダーモスコピー検査の検査料は、数百円

検査料と初診料で1,000円ほどで受けられます。筆者がダーモスコピーを受けた際は、初診料と合わせて1,080円でした。

ちなみに、ダーモスコピー検査の保険点数は、72点でした。

病理検査の検査料+ほくろ切除料で、約10,000円

検査料と、ほくろの切除するための施術料や局部麻酔代なども含まれます。ほくろの大きさによって、ほくろ切除料が変動することがあります。大きいほくろのほうが、メスを入れる範囲が大きくなるので、その分高くなります。

筆者が病理検査をした際には、ほくろの切除料を含めて、9,430円でした。

ちなみに病理検査の保険点数は、1010点でした。

検査にかかる時間の比較

それぞれの検査にかかる時間と、検査結果が出るまでの時間を紹介します。

ダーモスコピー検査は、数分で終わる

ダーモスコピーの検査は、ダーモスコープでほくろを観察するだけなので、検査時間は数分です。また、検査結果は、その場で教えてもらえます。

病理検査は、検査結果が出るまで2週間

病理検査するための、ほくろの切除術は、5分〜10分ほどです。検査結果が出るまで2週間ほどかかります。

診断結果の比較

それぞれの検査結果について紹介しています。

ダーモスコピー検査は、おおよそ正確

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープを使い、肉眼では見えない、ほくろの色素構造を観察します。ただし、細胞レベルの検査ではないので、色や形だけで、判断が難しい場合や、より詳しく検査する必要がある場合は、病理検査を行います。

病理検査は、細胞レベルで精密な検査ができる

病理検査は、切除したほくろ細胞を顕微鏡で詳しく観察します。
細胞レベルで検査できるため、ダーモスコピー検査よりも、より詳細で正確な判断ができます。

ダーモスコピー検査の特徴を詳しく紹介します!

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープという専用のスコープを使って、ほくろや皮膚の状態を詳しく調べるための検査です。

この検査では、良性のほくろか、ほくろの癌なのか判断できます。ほくろの形や色だけでは、判断が難しい場合は、より詳細な結果がわかる病理検査を行います。

ダーモスコピー検査のメリット・デメリット

 メリット デメリット
 体への負担はない
短時間で検査可能
費用は数百円と安い
 良性・悪性の判断が難しいことがある

ダーモスコピー検査の3つのメリットを深堀り

ここでは、ダーモスコピー検査の3つメリットを紹介します。

メリット1:体への負担はない

ほくろや皮膚を切除・切開することなく検査できるので、体への負担はありません。また、検査自体に痛みもありません。

メリット2:短時間で検査可能

ダーモスコピー検査は、数分で終わります。また、検査結果は、その場で教えてもらえます。検査結果を聞く為に、再診する必要はありません。

メリット3:費用が安い

検査料は、数百円です。
ほくろの切除や麻酔を必要とせず、また、CTスキャンのような大掛かりな設備を利用しないので、安価に検査が可能です。

ダーモスコピー検査のデメリットを深堀り

ここでは、ダーモスコピー検査のデメリットを紹介します。

デメリット:良性・悪性の判断が難しいことがある

ダーモスコピー検査では、細胞レベルでの詳細な診断はできません。
その為、ほくろの色や形が一般的で一見良性にみえるほくろでは、診断が難しい場合があります。その際は、細胞レベルでより詳しい診断ができる病理検査を行います。

どうやって検査するの?

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープという光源のついた特殊なスコープ(拡大鏡)を使って行います。
ダーモスコープは、皮膚・ほくろの表面にある凸凹によって起こる光の乱反射(余分な光)を軽減し、肉眼では見えないほくろの色素構造を観察し、良性のほくろか、悪性の病気の可能性があるのか推測することができます。

ダーモスコープは2種類ある

  1. 接触式ダーモスコープ
  2. 非接触式ダーモスコープ
①接触式ダーモスコープ

接触式ダーモスコープ、ほくろに透明なジェルを塗り、ダーモスコープとほくろを密着させます。
ダーモスコープとほくろを密着させることで、ほくろの表面を平にします。
平らになったことで乱反射がなくなり、ほくろの色素構造がはっきりと観察できるようになります。

②非接触式ダーモスコープ

非接触式ダーモスコープは、偏光フィルターによって、ほくろの表面におこる乱反射を遮断し、ほくろの色素構造を観察できます。
そのため、接触式ダーモスコープのように、ほくろにダーモスコープを密着させずに検査ができます。

偏光フィルターについて
偏光フィルターとは、特定の偏光を抑えることができるフィルターです。偏光とは、特定の方向に振動している光のことです。

筆者の体験談 – ダーモスコピー検査

筆者がダーモスコピー検査をしたほくろは、隆起した7mmくらいのほくろです。

7mmと大きなほくろだったので、このほくろを除去したいと思い、初回のカウンセリング時に、ダーモスコピー検査をしました。

筆者が受けた、ダーモスコピー検査のステップ

  1. 検査するほくろを確認
  2. ほくろがいつから発症したかなどの問診
  3. 検査するほくろにジェルを塗る
  4. ダーモスコープをほくろに当てる
  5. 医師がダーモスコープを覗いてほくろを観察
  6. 観察は、約数十秒で終了
  7. ジェルを拭う
  8. 検査結果を教えてもらう

検査時間は数十秒

医師がダーモスコープを覗いている時間は、数十秒だっと思います。想像していたよりも簡単な検査だったので、拍子抜けしました。

ダーモスコープの大きさは、PCのマウスほどです。検査したほくろは口元にあったので、ダーモスコープをほくろに当てられたときには、圧迫感がありました。

検査結果もその場で教えてもらうことができました。

費用について

初診料と検査料で1,080円でした。検査費用が安くて驚きました。

検査結果

良性のほくろと診断されました。しかし、直径が7mmと大きく、また隆起したほくろだったので、念の為、病理検査をすることになりました。

ダーモスコピー検査を行っていない皮膚科もある

ダーモスコピー検査を希望する際は、受診するクリニックに確認してみてください。

ほくろの病理検査の特徴を詳しく紹介します!

ここでは、ほくろの病理検査の特徴について、詳しく説明していきます。

病理検査のメリット・デメリット

 メリット デメリット
診断が正確・詳細 体に負担がかかる
検査結果が出るのに2週間ほどかかる
費用がかかる

病理検査のメリットを深堀り

ここでは、病理検査のメリットを紹介します。

メリット1:診断が正確・詳細

切除したほくろ細胞を顕微鏡で詳しく調べるので、良性・悪性の診断が正確です。

良性の場合は、細胞がどのような組織構造になっているのかわかります。悪性の場合は、どのような癌なのかわかります。

病理検査の3つのデメリットを深堀り

ここでは、病理検査の3つのデメリットを紹介します。

デメリット1:体に負担がかかる

病理検査は、ほくろの細胞を顕微鏡で詳しく調べるために、ほくろをメスで切除する必要があります。そのため、ほくろを切除した皮膚は傷つきます。ほくろの大きさや切除方法によりますが、傷が回復するのに、6ヶ月〜1年ほどかかりことがあります。

デメリット2:検査結果が出るのに2週間ほどかかる

切除したほくろを、病理検査を行っている機関に出し検査を行う為、検査結果がでるまで、2週間ほどかかります。より詳細な検査が必要な場合は、3〜4週間かかることもあるようです。

デメリット3:費用がかかる

ほくろ細胞の切除術と病理検査料を合わせて、1万円ほどです。
ほくろの施術料は、ほくろの大きさによって変動することがあります。大きなほくろだと、切開する範囲が広くなるので、費用が高くなります。

どうやって検査するの?

病理検査では、検査するほくろをメスなどで切除し、ほくろ細胞を顕微鏡などで詳しく調べ、ほくろに異常な細胞が無いか診断します。

ほくろを切除する際は、麻酔をかけるので、痛みはありません。

切除後は、傷が回復するまでに、6ヶ月〜12ヶ月ほどかかります。(切除するほくろの大きさや、切除方法によって異なります。)

どんなほくろを病理検査するの?

以下のような場合に、病理検査を行うことがあります。

  • ダーモスコピー検査で異常がみられた場合
  • ダーモスコピー検査やCTやエコーなどの画像診断だけでは、診断が難しい場合
  • 特徴的な形・色のほくろの良性・悪性を正確に診断する場合

筆者が受診したクリニックでは、隆起した直径3mm以上のほくろは、細胞増殖しているので病理検査を行う、という基準がありました。

※クリニックによって基準は違うので、受診されるクリニックにご確認ください。

病理検査は、どのような手順で行われるの

病理検査がどのような手順で行われるのか紹介します。

STEP
初診
  • 病理検査をするほくろについて問診
  • ほくろ切除についての注意点・リスクについての説明を受ける
  • ほくろ切除の日程を決める
STEP
ほくろ切除の施術当日
  • 切除するほくろを最終確認
  • 局部麻酔の注射
  • 検査する対象のほくろをメスやトレパンなどで切除・摘出
  • 傷のケア(傷に軟膏を塗り、保護テープを貼る)
  • 切除したほくろは、病院から病理検査を行う機関に送られる
STEP
約2週間後に検査結果を聞きいく
  • 再診して、病理検査の結果について説明を受ける

筆者の体験談 – ほくろの病理検査

筆者が病理検査をしたのは、隆起した直径が約7mmのほくろです。
大きいほくろだったので、皮膚がんの恐れがあると思い、ほくろを除去する際に病理検査をしたいと思っていました。

費用について

ほくろ切除術+病理検査合わせて、9,430円でした。

ほくろを切除した際の傷の経過観察のため、ほくろ除去から半年間に5回ほど診察を受けました。
その分の費用は、別途かかりました。

切除方法について

ほくろの切除する方法には、くり抜き法が選択されました。

医師の判断で、直径が7mmほどであれば、くり抜き法が適しているとのことでした。

くり抜き法は、ほくろに沿ってメスを入れ、ほくろをくり抜く方法です。

施術の時間は、局部麻酔が効く時間も含めて、10分ほどで終わりました。局部麻酔が効いていたので、施術中は痛みもありませんでした。

傷について

ほくろを切除した直後は、傷は深く陥没していました。しかし、痛みも出血もありませんでした。
傷が平らになるまで、2ヶ月ほどかかりました。

また、傷は、炎症性色素沈着が起こりました。
術後は、傷跡が鮮明に赤くなり、濃い赤 → 茶色 → 薄茶と変化していきました。炎症性色素沈着が落ち着くまでに、6ヶ月ほどかかりました。

病理検査の結果

良性のほくろでした。

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カズ
はじめまして!カズです。

くり抜き法とCO2レーザーで、ほくろを除去しました。

口元に大きなほくろがあることを悩んでいましたが、ほくろを除去をきっかけに、心が楽になりました。

ほくろ除去のリスクやアフターケア、クリニック選びでは、とても悩みました。同じように悩んでいる方の助けになればと思って、このサイトを始めました。
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